第45話 学芸会2006年11月12日 19時48分00秒

みぞれが降った。
ひどい嵐である。
本日は息子②の学芸会。
父親委員は本日駐車場係。朝7時50分から9時過ぎまで。
比較的わがままの少ない父兄が自慢の学校ではあるが、さすがに今日は何件か苦情を言われた。
大嵐で、足元が悪いので、いい場所に止めたいという気持ちはわかる。
しかし、歩行者、とくに低学年の児童の安全を最優先にしなければいけない。
ベンツとかアウディに乗ってくる女性、とくにおばあさんが一番悪い。
自分さえよければの典型である。
父親委員は比較的時間の余裕のある自営業、とくに医者や若手経営者の人も多い。
先生とか公務員の人もいる。わたしのような典型的なサラリーマンは少ない。
みんなボランティアで、びしょぬれになり泥だらけで笑顔で対応している。
腹は立つが、児童の学芸会を気持ちよく支えていこう、という意気が感じられる。
春に、父親委員の会合(飲み会)があったとき、われわれオヤジが若い先生たちを支えようと気勢を上げた。
オヤジが学校を手伝えることといえば、構内掃除、学校菜園の草取り、花壇の整備、運動会の手伝い、駐車場の整理ぐらいなものである。
できるときにできる人が手伝う。強制はしない。非難もしない。
先生の手の回らないことを、黙々と手伝うのである。
オヤジが若い人生経験の少ない先生を支えなければ、学校は責任のなすりあいの場になってしまう。
わたしたちは自分の子どもを預けている先生と学校行事を支えているのである。
土台がしっかりしないと、安心安全はかけ声だけの他人任せの無責任だろう。
やせ我慢の回り道。父親委員のオヤジたちである。
先生を招いての忘年会が楽しみである。

コメント

_ ファイト ― 2006年11月13日 23時45分39秒

うちの小学校にも「おやじの会」というのがありますが、まったくといっていいほど活動がない。理由は「皆忙しいから」だって。俺も忙しいけどやってんだぞー!って言っても仕方がないね。

_ 木の目 ― 2006年11月14日 00時07分39秒

ファイトさん
うん。仕方ないのかもしれない。
これは誰かに認められたいからじゃないんだ。自分で決めたから、自分が納得するまで黙々とやるつもり。

学校の先生って、学生時代成績が良くて、あまり底辺の苦労を知らないし、若いうちから年上の父兄から「先生」と呼ばれるし、子どもたちの前だと絶対者になれるから。でも、いつも「これでいいんだろうか」という不安とプレッシャーがあると思うよ。
だから底辺のことを知ってる、人生経験の多少をかじったオヤジが、先生を支えてやる必要があると思うのさ。
若い未熟な先生に説教たれたり、非難したりせずにね、「先生ががんばってることは俺は見てるよ」って。

_ manicure ― 2017年05月04日 18時07分36秒

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